INTERVIEW会員インタビュー

会員インタビュー

社会福祉法人 さつき福祉会

社会福祉法人 さつき福祉会
理事長 鴨井 健二 氏

障害者の明るい未来を目指して

さつき福祉会は障害者福祉事業者として、日中事業所利用者309名、グループホーム利用者100名、放課後デイ利用者84名と、吹田市内の障害のある多くの方が利用しています。今回インタビューでは当会の理事長を務め、きょうされん(旧  共同作業所全国連絡会)や大阪障害者センターの理事も務めるなど幅広く活動されています鴨井氏に事業の成り立 ちや福祉にかける想いをお伺いしました。

法人設立の経緯について教えてください。

作業所を立ち上げたきっかけは、在宅の障害のある人や養護学校卒業生の『私たちも働きたい、話し合える友達が欲しい』という声に応え、1975年に「父母の会、親の会」の両会を基礎組織として、地域の方々のサポートを受けながらスタートしました。当時、養護学校(現在の特別支援学校)は少なく、学校卒業後の受け入れ先も殆どありませんでした。そのため、困っている当事者・家族がたくさんいたのです。この実情を何とかしたいと思い、当事者・家族・関係者が集まって運営が始まりました。

事業の特徴と強みについて教えてください。

障害者施設の運営を行っています。障害のある方に働く場を提供する作業所、地域の中でのくらしの場、グループホーム、障害のある子どもたちに遊びを通じて学びや成長を促す学童保育、当事者やその家族などが困った時に相談に乗る相談支援、家庭生活を支援する居宅介護、短期入所事業があります。

これらの事業を通じて、障害のある方々がいきいきと暮らしていくための支援をしています。仕事を行うことや生活を営むことが大変な人たちにも元気を与え、健常者と同じように生きていくためのお手伝いができることです。また、福祉事業として運営しているので、目先の利益にとらわれず、当事者の将来のことまで考えた支援を行えることも強みだと思います。

職員のモチベーションを保つ秘訣を教えてください。

日々の仕事にやりがいがあり、モチベーションにつながっています。利用者の多くは身体や精神、知的に障害があり、コミュニケーションをとるのが難しい方が非常に多くいます。私たちの仕事は日々の成果が見えにくいという特徴もあります。ただ、障害の重い人でも少しの表情の変化が見られた時は本当の喜びを感じる瞬間です。職員からの働きかけによる利用者の変化が、職員のモチベーションはもとより、利用者の発達にもなっているのです。

今後の取り組みについて教えてください

事業を始めてから「わたしたちのめざすもの」という理念の基、様々な支援ができるように事業を広げてきました。利用者・家族の「夢をかたちに」する上で基礎となっているのは障害があっても一般の方と同じような生活を送れるようになることです。残念ながら、現状では障害者が選べる暮らしが十分にできているとは言えません。

今後は課題を一つ一つ克服しつつ、障害があっても普通に暮らせる地域をめざして、新たな挑戦を続けていきたいと思っています。

貴重なお話をありがとうございました。今後益々のご発展をご祈念申し上げます。

INFORMATION

社会福祉法人 さつき福祉会

大阪府吹田市出口町19-1

TEL : 06-6389-0614 HP : http://www.satuki-fuku.sakura.ne.jp/index.html