INTERVIEW会員インタビュー
会員インタビュー
パソコンの駅
パソコンの駅 /
代表 小松 友則 氏
リピート率100%を目標とする “地域密着型”のパソコン屋
2007年11月に吹田市吹東町で現在の店舗を開業し、今年で15年目となったパソコンショップ「パソコンの駅」。開業する前より、知人からパソコンの相談を受けることが多く、困っている人が沢山いること感じていたことから、地域に密着した何でも相談出来るお店を開く事を決断されたとの事。
「お客様にとってベストな選択をアシストする事」を経営理念に掲げ、「お客様から頼まれた依頼をよく吟味し、本当の要望が何かをしっかりヒアリングした上でベストなアプローチを提案し、実行出来るだけの技術と知識を常に更新し続ける事が、顧客満足度に繋がる」と語る、代表の小松友則氏にお話を伺い ました。
創業の経緯について
学生の頃からパソコンに触れ、大学卒業後はゲーム会社に就職し、プログラマーとして本格的にパソコンに携わるようになりました。その後もメーカーの下請け等で経験を積み、広く専門知識を蓄積して開店に至りました。
今や世の中に広く普及したパソコンですが、日常で多くの人が利用する車やスマホとは違い、家電の一つであるパソコンは他の家電と同様、メーカーに直接サポートを求めるしかなく、そういった潜在的ニーズがあることを長く利用してきたからこそ感じており、それも開店のきっかけとなりました。
貴店の事業内容について
修理と販売を主としていますが、出張、データ復旧、カスタマイズパソコン、企業保守、オークション代行、セミナー配信、その他パソコンが関わる大半の事はサポート可能であり、業務内容は多岐に渡っています。
個人・法人を問わず、一番多い案件はデータの保全です。修理を行うにしても買い換えるにしても、パソコンにはメールを含めデータが蓄積されている場合が多く、その引き継ぎを必要とされる方が大半です。パソコンの買換えに躊躇されている方の多くはこの問題を抱えており、法人においてもハードウェアの保守だけをサポートされている業者が多く、データの引継ぎや管理をご依頼いただくケースが多々あります。
例えば個人において思い出の写真はプライスレスですが、会社においても事業に関わる重要なデータがパソコンの中に蓄積されています。そうした顧客に対し費用的にも業務的にも負担の少ない仕組み、例えば自動でバックアップが取れるシステムを提案したりする事もよくあります。しかし逆に過剰な設備でコストを掛けすぎているケースも意外に多く見受けられ、規模や必要性から、その見直しをアドバイスをすることも行っています。
貴店の運営方針について
情報過多の世の中にあっては、事前にインターネットで調べて来店されるお客様も少なくありません。しかし不具合の状況を正確に把握し、適切な依頼が出来る方は稀です。大事な事は、依頼を完遂する事ではなく、要望をしっかりヒアリングし、相談しながらお客様にとっての最善をご提案出来るかであると考えています。
修理を求められる方には、買換えを同時に検討されている方も多くおられます。一つの要因にメーカーの修理がそこそこ高い事が挙げられますが、当店では中古パソコンを3~4万円で販売している為、修理代はその半分程度が適切であると考えています。材料費や作業単価は勿論経営を継続していく上で大事なファクターですが、まずお客様にとって検討に値するかどうかが、最も重要な事だと考えています。
貴店の今後について
修理は預かって作業する事がほとんどで、持ち込み修理を基本としていますが、無線(Wi-Fi)のトラブルなどは、現地でしか対応出来ず、出張する機会も増えています。また、大規模セミナーやハイブリッドの会合では、ある程度の機材と知識が必要になることから、ご相談、ご依頼いただくこともコロナ禍で増加してきました。
個人顧客については、サービスにある程度の自信を持てるようになり、今後店舗拡大や法人化も視野に、検討を進めています。さらに、法人顧客については、顧客管理・会計・セキュリティー等のソフトウェア分野で提案を求められる場面も多くなっている事から、ベストな提案ができるように日々研鑽を積んでいます。
― 貴重なお話をありがとうございました。今後益々のご発展をご祈念申し上げあげます。