INTERVIEW会員インタビュー
会員インタビュー
池田泉州銀行
池田泉州銀行 /
株式会社池田泉州銀行 江坂エリア長 兼 江坂支店長 兼 緑地公園支店長 杭田 智則氏
平成 5 年 4月 池田銀行(現池田泉 州銀行)入行 平成20年 7月 東京支店 課長 平成25年 2月 新大阪支店 次長平成26年 1月 仁川支店長 平成28年 6月 堺市駅前支店長令和 1 年 5月 箕面駅前支店長令和 5 年 6月 江坂支店長 令和 5 年 7月 江坂支店長 兼 緑地 公園支店長(現職)
「地域の皆様に『愛される』金融グループを目指して」
銀行の創業の経緯をお聞かせください
当行は旧池田銀行と旧泉州銀行が合併して誕生した銀行です。両行とも1 9 5 1年創業設立で、この時期に生まれた地方銀行は「戦後地銀」と呼ばれ全国で12行あります。
戦後の旺盛な復興資金需要に対して、大都市圏においては各地域で集めた預金が都銀から大企業に流れ、地元の中小企業には資金が回らない事態が発生していました。当然地元からは「事業の拡大や地域発展のために我々も資金調達をしたい」との声が起こりました。そんな地元の要望に応えるべく、岸和田の地元有力者佐々木勇蔵氏が泉州銀行を、現・阪急阪神東宝グループの創始者である小林一三氏の後押しを受けた清瀧幸次郎氏(旧池田銀行の前身「池田実業銀行(1 9 4 5年に住友銀行に統合)」頭取)が池田銀行をそれぞれ設立しました。以降、高度成長期・大阪万博やオイルショック・バブル経済とその崩壊・阪神大震災やリーマンショックを経て 2010年5月に両行が合併し現在に至っています。
両行ともに経営姿勢やモットーを示すフレーズとして、「愛と責任」(泉州銀行)、「愛から始まる銀行」(池田銀行)などがあり、ともに「愛」と言う言葉が使われていました。これは全くの偶然なのですが、お客様との関係の築き方が共通していた結果であり、池田泉州銀行となった今でも、「地域の皆さまに愛される金融グループを目指す」という経営理念を掲げています。
そんな銀行の中における江坂支店や緑地公園支店について
2 0 2 3 年5 月2 2 日、江坂支店を現在入居するビルの1階から1 9階へ移転いたしました。その後、2 0 2 3年7 月1 0 日には緑地公園支店を江坂支店内に移転し、共同店舗として営業しております。一度、北摂を一望できる絶景?をご覧にお越しください。
お客様からは「万博開催、御堂筋線や新御堂筋の開通で一気に発展した」「ビルができた時は大同生命のビルと池田泉州銀行が入居するビルしかなかったよ」「ダイエーさんが入居されてたよ・ビルにマークがあったよね」など時代を感じるお話をよくお聞きします。我々江坂支店はビルができた当初から入居し営業し現在に至っておりますが、江坂地域の発展と共に歩んできております。ちなみにあと3年ほどで50周年を迎えます。
実は、1 9階に移転したことや共同店舗化についてはお叱りを受けることもありますが、それを真摯に受け止め、逆に皆様からの当行への期待=「愛」の表われであると捉え今後も頑張って参ります。
それでは吹田市での「アクション」について教えてください
いつも新たに着任した地域には自身の趣味を生かしてジョギングしながら、街の雰囲気を感じるようにしています。走るスピードがちょうどイイ速度です。江坂支店に着任した今年6月もこれからお世話になる地域を走ってみました。
江坂周辺は色んな街並みを見せてくれます。豊津町に代表される昔ながらの街並み、駅周辺のビル街繁華街、川沿いの工場地帯、千里山の高級住宅街が形成され、個人のお取引先(預金や住宅ローン・投資信託での運用や保険契約を頂いている方など)・事業をされている方(法人・個人事業主)、病院やクリニック、不動産業などなど多種多彩な方がいらっしゃいます。
そんな環境において個人向け営業・法人向け営業・融資業務などフルバンキングで対応が可能な体制が整っています。
江坂駅周辺や緑地公園駅周辺の地域に加え、1 1 月からはJ R吹田駅近くにある当行吹田支店(吹田市内本町・ 1 1 月以降も現地にて支店営業を継続)と連携し、吹田市の南部を3 支店一体となってお客様のニーズにお応えできるように活動して参ります。機能集約や店舗集約が進む金融業界において、我々は「江坂エリア」一体でフルバンキング体制を今後も継続し、お客様のニーズや課題に対し、しっかりソリューション営業を実施いたします。
SD Gsの目標の一つ「11・まちづくり」にも関連するかもしれませんが「特殊詐欺撲滅」にも貢献し吹田市を「更なる住みよい街」にしたいです。後藤吹田市長も強く訴えておられました。何か行動を起こせたらと検討しております。
銀行として大阪・関西万博に注力されていますが
1 9 7 0年開催の大阪万博が吹田市にとって大きな転機となったように、2025年開催の大阪・関西万博も当行にとって、もちろん関西にとって大きなチャンスととらえています。
具体的には、大阪府・大阪市が運営する大阪ヘルスケアパビリオンの「展示・出展ゾーン」に参画します。会期中3週間にわたって、大阪の中小企業やスタートアップ企業が持つ技術力や魅力を世界に発信し、地域経済の活性化やイノベーションの創出を目指します。
大阪ヘルスケアパビリオンにおける中小企業・スタートアップ展示のプロジェクトは「リボーンチャレンジ」と呼ばれます。池田泉州銀行のリボーンチャレンジは、大阪発の未来予想図をテーマにした3 つのカテゴリー(「大阪発!ワクワクする未来の暮らし~世界一おもしろい都市をめざして~」「共に創ろう、ヒトとモノとデジタルの未来~デジタル技術で変わる、大阪のモノづくり~」「みんなで描こう、誰もが暮らしやすい社会~未来の生き方・働き方~」)で構成します。
現在、応募頂いた展示・出展を目指す企業様の選考段階です。今候補企業は2 3社です。最終的に二次募集分も加えて、各カテゴリーに1 0社程度、計3 0社程度が出展いただく予定です。吹田市も含む北摂地域にゆかりのある企業様にも応募頂いております。2 0 2 5年実際に開催された際に万博に訪れ、そのパビリオンを見学できることを楽しみにしています。
これからの目標は
金利の上昇圧力が高まる中、金融業界は大きく潮目の変化の時期を迎えています。これまでの長い低金利(ゼロ金利)時代を過ごし、金利の上昇局面(金利がある時代)で働いた経験がない職員も多くなりました。そんな中でも銀行の本業である資金の融通(融資業務・サスティナブル関連ローンも用意しております)はもちろんのことですが、更にソリューション営業に注力しお客様の課題を解決できる銀行でありたいです。ご提案できるメニューはたくさんありますので何なりとご相談ください。
銀行本体に留まらずグループ全社をあげて「地域の皆さまに『愛される』金融グループを目指します」。
池田泉州銀行「江坂支店」「緑地公園支店」そして「吹田支店」をよろしくお願いいたします。