INTERVIEW会員インタビュー
会員インタビュー
株式会社Kishida
株式会社Kishida /
代表取締役 岸田 和明 氏
未来を創っていく電気工事のプロフェッショナル集団
会社の成り立ちについてお聞かせください
もともと、一般的な上下水道工事業で堅実に成長していた会社に勤務しておりましたが、「今は良いがこのままでは将 来の展 望 がな い、特 色のある会 社を 起こしたい!」と考えました。そこで、技術力が必要で競合他社の少ない大型機械物の設置に伴う電気工事業で2 0 0 8年 9月に独立開業し、2年後には株式会社K i s h i d aを設立いたしました。
市場拡大のきっかけをお教えください
お陰様で全国でも数社の企業しか対応できない2 2万ボルトを超える大型の電気工事を行えるようになり、全国各地から受注をいただけるようになりました。5 0年に1度しか行わないような工事にも対応できる技術力が当社の強みです。
弊社は受変電設備工事、プラント工事、一般電気工事、機械器具設置工事を主に取り組んでいます。詳しい事業内容をわかりやすくするためにマンガ本を制作し、当社ホームページに載せています。是非、ご覧ください。
いま新しく取り組んでいることはありますか?
1 つ目は、2022 年新たにサービス部門をつくり生活全般を支援する「L e a f」事業をスタートさせました。専務取締役を務める岸田が自身の父の介護に日々悩んでいた時、仕事と介護の両立の難しさを知りました。岸田は「同じような悩みで苦しんでいる方がたくさんいるはず」という思いから、介護保険では対応できない、世代にもとらわれない身の回りのサポート事業として立ち上げました。利用者に寄り添うため、24時間3 65 日対応できるように体制を整えました。また、介護保険のように制約がないことから、高齢者の旅行の付き添いや話し相手、小さなお子様やペットの見守り等、様々な小さなお困りごとのサポートを行っています。Leafもマンガ本を制作し、ホームページに載せています。是非、ご覧ください。
2つ目は、弊社ではコロナ前からベトナム人の技能実習生を受け入れていましたが、技能実習期間が終わり母国に帰ると一般的な日雇労働者になるのがほとんどで、安定的な雇用もなく、学んだ技術力が生かせる機会もないことがわかりました。「これは現地にグループ会社を作るしかない」と一念発起し、2022 年よりグローバルな事業展開に取り組み始めました。
しかし、ベトナムに法人を作るには非常にハードルの高いことがわかりました。ただ、諦められず右往左往していると、ベトナムのゼネコン会社とご縁があり、2024年ベトナムの会社との合弁会社の形で設立することができました。現在は仕事を受ける体制づくりや雇用の受入れなどを少しずつ進めているところです。
今後の展望をお教えください
電気工事部門は受注シェアの拡大を図るため関東に進出しました。また、組織の活性化を行うため、働き方改革の見直しや価値観の多様化に対する柔軟な対応、個々の自己実現に向けたキャリア開発にも取り組んでいます。生活に寄り添うサービス部門のL e a fでは吹田市を拠点 とし、活動を知ってもらうため、市内の交流会や展示会出展などを積極的に行っています。現在名古屋・新潟にも営業所が増えました。今後もなんらかの理由であきらめていたことを弊社の身の回りサービスで叶えさせていただきます。
ベトナムでの事業は、日本で学んだ技術を母国で発揮できる体制をこれから創ってまいります。