INTERVIEW会員インタビュー

会員インタビュー

有限会社トレバリー

有限会社 トレバリー
代表取締役 小松 哲郎 氏

多彩なセット販売とオリジナル商品で、お客様のライフスタイルに合わせた商品提供

有限会社トレバリー様は、吹田市江坂町に本社を構える食料・飲料卸売業の会社です。平成5年に創業し、健康食品等を企画して事業者向けに卸す事業が中心でしたが、現在ではインターネットで消費者向けに販売することに力を入れておられます。

コロナ禍による消費動向の変化をチャンスと捉え、飛躍・発展に向けて社業に取り組んでおられる代表取締役 小松哲郎氏にお話を伺いました。

創業の経緯から現在に至るまで

平成5年に「コマツ企画」という屋号で、食品や健康食品を主にイベント事業者やカタログ通販事業者向けに卸す事業を始めました。その後、平成13年に有限会社トレバリーとして法人成りし、輸入雑貨の仕入れも手掛けるようになり、取扱商品も拡大していきました。時代の流れに合わせて消費者向けにインターネット販売も始めました。試行錯誤しながら取り組みましたが、ようやく平成30年頃からインターネット販売の割合が増加してきました。

現在は、「プライムテラス.net」という店舗名で、楽天市場、ヤフーショッピング、AU Payマーケットの 3か所に出店しています。

貴社の強みついて

当社では、事業者向けの卸売業からスタートしており、多くのメーカーの商品を取り扱うことができます。また、商品企画から取り組んできたため、オリジナルな商材を企画することもできます。

消費者向けのインターネット販売に参入するに当たり、特定のメーカー品だけを取り扱う販売サイトと差別化するために、商品のセット販売に力を入れてきました。当社オリジナルな商材もありますので、価格競争に巻き込まれることもなく、メーカー直営サイトと被ることもありません。そのおかげで、独自のセット販売は多くのお客様から支持をいただき、ネット販売を拡大することができました。

さらに、ECサイトのイベントキャンペーンに参加し、新たな商品のセット販売を企画し、売上増につなげています。

また、卸売業で培った企画力を基に、胡蝶蘭造花などのオリジナル商材の販売にも力を入れています。食品では、「碁石チョコ700g」などはECサイトでもジャンル部門で上位ランキングに入る売上を上げています。

今後の目標について

当社は、元々事業者向けの卸売業を主力としておりました。このコロナ禍でイベント事業者の催事の中止や得意先の休業が相次ぎ、卸売部門の売上が急減する状況に見舞われました。

しかしながら、インターネット販売部門は好調で、会社全体では売上を伸ばすことが出来ました。その結果、卸売部門が10%、インターネット販売部門が 90%の売上構成に変わっています。

インターネット販売は好調とはいえ、原材料の高騰による販売価格値上げを進めていますので、消費者の消費マインドの低下傾向も見られます。既存商品のリピート需要だけに頼ることなく、引き続き新商品セットの開発やサンプル提供による需要開拓などを行い、既存顧客の売上単価アップ、新規顧客の開拓に取り組んでいきます。

また、これまで手掛けることができなかった新たな ECサイト、アマゾンやQ0010モールへ新規出店にも着手しました。

インターネット販売部門は、当社の後継者が中心となり取り組んできました。卸売業の先行きが不透明になり、収益源を模索する中手掛けたECショップがあったからこそ、このコロナ禍も乗り切ることができました。

今後は、円滑な事業の引継ぎも視野に入れて事業に邁進してまいります。

INFORMATION

有限会社 トレバリー

大阪府吹田市江坂町1-12-4 第2ソリトンビル4階

TEL : 06-6338-6884 HP : http://www.trevally.org/