INTERVIEW会員インタビュー

会員インタビュー

さつき珈琲

さつき珈琲
代表 呉村 秀幸 氏

「さつき珈琲」から「さつきファクトリー」へ

どういう経緯で創業したのですか…。

2 0代から3 0代にかけて、私は幸運にも仕事や家庭に恵まれ、充実した生活を送っていました。しかし、年を重ねると会社員としての将来に漠然とした不安を感じ、自分の人生に「作品」を残したいと思うようになりました。元々コーヒーが好きで、よく喫茶店に通い、自分の店を持ちたいと考えていましたが、ビジネスとしては厳しいのではと諦めていました。それでも美味しいコーヒーを追求し続け、珈琲教室にも通いました。

ある日、焙煎セミナーで知り合った仲間から、東京の「カフェバッハ」の存在を教えられました。カフェバッハは自家焙煎珈琲店の業界第一人者であり、2 0 0 0年の沖縄サミット晩餐会で各国首脳にコーヒーを提供した名店です。私は早速セミナーを受講し、喫茶がフロントエンドで珈琲豆販売がバックエンドという成功するビジネスモデルを学びました。私は常々、喫茶がライブで珈琲豆(物販)がDV Dという風に話しています。このモデルは近所の珈琲店でも採用されており、成功していることに気づきました。直感的に成功を確信した私は、脱サラして起業する計画を立て、3年間会社勤務を続けながら毎月東京に通い、平成26年3月に自分の店を開業しました。

さつき珈琲の魅力は何ですか…。

魅力その1

当店では、カフェバッハで学んだ焙煎技術で、他店では手に入れる事が難しい焦げのないクリアな味わいの珈琲豆を自家焙煎しています。沖縄サミットで、当時のクリントン大統領やシラク大統領などに振舞われたバッハブレンドと同じ豆・同じ配合のさつきブレンドが味わえます。

魅力その2

当店には、手作りサンドイッチがあります。メインの食材とフレッシュ野菜をふんだんに使い、バランスの良い食事を採りながらゆったりとしたコーヒータイムを過ごす事が出来ます。サンドイッチの味付けは毎日でも食べられるように、最低限度の調味料でしています。お客様からは、「うちの子がここのサンドイッチだと野菜もちゃんと食べるのよ」「マーガリンじゃなくてバターを使ってくれているから、ここのしか食べません」といった、とても嬉しく光栄なご感想を頂戴しています。

魅力その3

当店では、地元で愛されている個人のお菓子屋さんから人気のお菓子を仕入れています。

クリアなコーヒーとのマリアージュは、ハイグレードなホテルのカフェにも決して引けを取らないクオリティのものと自負しています。仕入れているお店は、高野台の閑静な住宅地にある毎月月初にしかオープンしないボンジュール主人公さん、子供にも安心して食べさせられるおからと米粉を使ったケイクファームさん、両店舗とも当店のご近所さんで、かつ女性に大人気のお菓子屋さんです。店内ではクラシック音楽をB G M に採用しており、多忙な日常から離れて、ひと時のリフレッシュタイムを過ごすサードプレイスとしてご活用ください。

魅力その4

カフェやお菓子屋さんなどを経営されている個人の方にとっては、食後も美味しいコーヒーで心地よい時間を過ごして貰いたい、手間暇かけたお菓子をより美味しく味わって貰いたい、といった願望があっても、中々コーヒーを自分で焙煎する事までは叶わないと思います。そのような方々に、私が修行時代も含めおよそ1 5年間で培った知識と経験で、ご自慢の料理やお菓子に合う珈琲をご提案出来ます。卸売もやっておりますので是非ご相談ください。

今後の目標やビジョンは…。

「さつき珈琲」の売上構成は、約9 0%がB t o Cとなっています。今後の展開としては、2年後に今の店舗の近隣に「さつきファクトリー」を作り、そこを物販部門の工房として、珈琲豆を全国的に発送するB t o Bメインの拠点を構えたいと思っています。B t o B の顧客としては、カフェやお菓子屋さんなど個人の飲食店舗さんをメインの層として想定しています。その足掛かりとして、今年の1 0 月に年に1 度開催される珈琲業界の一大イベントSCAJ2024 に出展し、全国的に広く発信をしていきます。

そして4年後には、そこを珈琲工房&スタンドタイプの珈琲店として、B t o B に限らず、試飲から珈琲豆のギフト発送などの小売販売も含めた発信拠点としていくことが目標です。

INFORMATION

さつき珈琲

吹田市五月が丘北25-40 ユタカビル1階

TEL : 06-6155-9550 HP : https://www.satsuki-coffee.com/