INTERVIEW会員インタビュー

会員インタビュー

株式会社豊田自動織機 トヨタL&Fカスタマーズセンター大阪

株式会社豊田自動織機 トヨタL&Fカスタマーズセンター大阪
センター長 岡部 尚志 氏

トヨタL&Fが考える物流のこれからがここに

カスタマーズセンター大阪の概要について教えてください

当センターは弊社がこれまで培ってきた物流ノウハウに豊富な商品ラインアップを組み合わせ、お客さまに実際の物流ソリューションを体感いただくコンサルティング型ショールームです。

館内には、最新の物流システム・機器・技術を数多く設置・展示し、豊富な知識を備えた専任スタッフがこれからの物流の姿や4 Sなどの改善の考え方をご紹介しております。

(4S:現場改善の基礎となる「整理・整頓・清掃・清潔」)

施設開設の経緯をお聞かせください

弊社は1 9 2 6年に自動織機製造会社として設立され、現在では様々な事業を行っておりますが、産業車両事業では「トヨタL&F」というブランドでお客様のニーズに合わせ最適な物流ソリューションを提供しております。(L&F:ロジスティクス&フォークリフト)

トヨタL&Fでは物流ソリューションの情報発信拠点として、2 0 0 1 年にカスタマーズセンター東京を開設して以来、カスタマーズセンター愛知とともにお客さまから好評をいただいておりましたが、西日本のお客さまにもトヨタ L&Fブランドをより身近に感じていただくため、2 0 1 8年 6月にカスタマーズセンター大阪を開設しました。

センターとして大切にしていることをお聞かせください

ご来館されたお客様に「来てよかった」と思っていただけるよう、何か1つでも「改善のヒント」や「気づき」をお持ち帰りいただくことと、おもてなしの精神でお客様におくつろぎいただくことを大切にしております。

環境・安全への取り組みについて

トヨタL & F では「カーボンニュートラル対応」「安全で快適な現場づくり」が物流現場における大きな課題と考え、様々な製品・ソリューションを展開しております。当センターでも、環境への取り組みでは、燃料電池・リチウムイオンバッテリーを採用したフォークリフトの展示を行っております。

また、安全への取り組みでは、後方作業者検知運転支援システムの展示や弊社の安全への取り組みのご紹介、セミナーなども実施しております。

物流2024年問題の対策として

物流業界では、働き方改革法案によりドライバーの労働時間に上限が課されることで生じる2024年問題が大きな課題となっております。

トヨタL&Fではトラックからの荷積み・荷下ろし作業を自動化する、トラック荷役自動運転フォークリフトを開発しており、当センターでも自動運転フォークリフトの展示を行っております。

物流システムの課題やソリューションの具体例についてお聞かせください

労働力不足の進展を受け、当センターへご来館されるお客様でも「自動化・省力化」のニーズが年々高まっております。様々な自動化機器をお客様の現場に合わせてご提案することはトヨタL & Fの得意とするところですが、当センターでもロボティクス技術による完全自動化した大規模な物流センターの現場再現や、変種変量に強いフレキシブルな生産ライン・構内物流の現場再現など、業種別の物流課題を捉えた展示を通じてソリューションのイメージをお伝えしております。

今後の取り組みについて

2 0 1 8年の開業から7年目を迎え、お客様のニーズの変化や新しい技術の進展も踏まえた、展示のリニューアルを検討しております。

吹田商工会議所の皆様にもご来館いただいておりますが、ご見学と合わせて企業団体の皆様の会合の場としてのご利用も多くなっております。ご来館の誘致活動にも力を入れより多くのお客様にご来館いただける施設にしていきたいと考えております。

INFORMATION

株式会社豊田自動織機 トヨタL&Fカスタマーズセンター大阪

吹田市芳野町1500-51

TEL : 06-7167-2950 HP : http://www.lf-customers.com/