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株式会社シンセーインターナショナル

株式会社シンセーインターナショナル /
代表取締役 橋本 健 氏
“小さなほほえみ 大きなしあわせ!” 私たちはベビー用品を通じ、日本の宝である子どもたちと、育てはぐくむ家族の喜びを追求します!
吹田市江坂町に本社を構える株式会社シンセー-インターナショナルは、ベビー用品を中心に、企画・海外生産、輸入を行い、全国のベビー用品専門量販店、GMS、ネット販売企業等に販売する事業を行っておられます。
少子化により、ベビー用品を取り巻く環境は厳しさを増す中で、同社はここ数年、毎年20%の売上増を続けており、昨年度は年商10億円を達成しました。
今回は、代表取締役である橋本 健氏にお話を伺いました。

創業からの想いについて。
私は、1957年に中国の上海で生まれました。1989年に32歳で来日し、日本企業での勤務経験を経て、1998年に当社を設立致しました。その際、日本国籍を取得し、日本で骨を埋める決意で創業しました。
創業からの想いとして今も持ち続けているのが、右も左も分からないまま来日した私を暖かく受け入れてくれた日本への感謝です。それは日本という国そのものや人々に対してであり、また私を助けてくれた日本の友人に対しての感謝でもあります。
そして、ベビー用品を取り扱う会社を始めたのは、私が子どもが大好きだからです。日々成長を続ける子どもたちを見ていると、そのエネルギーと逞しさに目を見張らせられます。子どもたちは国の宝であり、将来のその国を背負ってもらわなければなりません。その子どもたちと、育てはぐくむ家族の喜びになる事業をしようと思ったからです。
利益を上げ、社会に貢献することは起業家として使命です。しかし、自社だけでなく、パートナーとなるお取引先様とともに成長していかなければ、長続きはしませんし、いずれ淘汰されるでしょう。そう思って経営に当たってきました。
貴社の事業展開について
当社は、一貫してベビー用品事業を展開してきました。自社ブランドの商品も展開しておりますが、大手ベビー用品専門店のブランドイメージを大切にしたプライベートブランドの商品開発を行い、数多くの長く愛されるヒット商品を送り出してきました。企画・デザインの専門部署を設け、その企画開発力の経験値の高さには自負を持っています。
また、協力工場との関係性も強く、出資も行っています。安心・安全なOEM生産が可能です。小ロットでのお客様オリジナル商品の開発・生産もお引き受けすることができます。
そして、海外メーカーや商社とのネットワークによりライセンスキャラクター商品も数多く取り扱っています。ドラえもん・ハローキティ・機関車トーマス・リラックマ等、子どもたちが大好きなキャラクターで、商品の企画・開発のお手伝いをすることができます。
現在、海外輸出事業の展開にも取り組んでいます。子どもたちの笑顔に国境はありません。私たちの事業が少しでもお役に立てればと願い、数年前より模索して参りました。幸いなことに国内、海外ともにその想いを共有できるパートナーにも恵まれ、日本で企画や生産された商品が、海外でも高い評判をいただき、事業の柱となってまいりました。
貴社の今後について
社内においては、企業理念である “小さなほほえみ 大きなしあわせ!” を本気で実現できると社員ひとりひとりが信じること、また信じられる環境を作ることが社長の大きな仕事だと思って日々取り組んでいます。
企業業績においては、昨年度、ようやく数年前より目標としていた年商10億円の達成ができました。ここに至るまでには、紆余曲折がありましたが、やっと「通過」することができました。
それまででも、13か月、14か月掛かって10億円の売上がありました。それならば、1か月、2か月の時間短縮や効率アップをすれば、10億円の年商は達成できると気づいたことがターニングポイントとなりました。時間と勝負し、20年かかりましたが、やっと10億円企業の仲間入りができました。また、単に数字を追いかける営業からも脱却できたと考えています。
そして今は、2代目となる息子を後継者として育成することも、社長の仕事に加わりました。
-貴重なお話をありがとうございました。今後益々のご発展をご祈念申し上げあげます。



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