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株式会社デジタルクリエーション

株式会社デジタルクリエーション /
代表取締役 菊池 大志 氏
もっとイロトリどりに もっとつながる社会に貢献する

創業の経緯を教えてください
2014年に創業した当時は、WEB活用が今ほど一般的ではなく、コスト面などからホームページ制作やWEB活用は非常にハードルが高いものでした。
しかし、どのような事業者の方にも“事業成功の材料”としてWEBを活用していただきたいという思いから、創業に至りました。
また、当時はWEBエンジニアが少なく、現場の負担の大きさから離職する方が増える状況でした。そうした中で、WEBエンジニアにとって働きやすい環境を提供したいという思いも創業のきっかけとなりました。

事業内容を教えてください
主な事業は、ホームページの制作・保守・運用、そして業務システムの開発です。
また、コロナ禍明け頃からDX導入支援にも取り組んでおり、現在は特に力を入れている分野です。
DX導入支援を始めた背景として、ホームページ制作時のヒアリングで「事業規模に合ったシステム選定ができていない」「情報管理が属人的で不安がある」といったご相談を多くいただいたことがあります。システムといっても特別なものではなく、メールや社内サーバーなどの日常的なITインフラも、事業者にとっては欠かせません。現在は中堅企業でも情報システム担当者が不在、あるいは1名で対応しているケースが多く、地域の中小企業では、なおさら担当者を確保しづらい状況にあります。 当社では、ITインフラに関する日常的な事項からシステム導入までをサポートしています。
サービスの特徴について教えてください
一言でいえば、“システムに強いホームページ制作会社”です。ホームページもシステムも長く使うものだからこそ、後から修正や拡張ができるよう、将来を見据えた設計を心がけています。
また、当社は業務のほとんどを内製化しており、代表である私を含め、実務経験の豊富なエンジニアが揃っています。これまで社内のITインフラや業務システムに不安があっても、東京や市内の大手企業に相談するしかないという声を多く聞いてきました。そこで私たちは地域密着を大切にし、慣れない技術のことだからこそ、できるだけ“顔が見える距離”で丁寧に話を聞き、分かりやすく説明することを心掛けています。
こうした体制により、長期的に安心してお付き合いいただける点も、当社の大きな特徴だと考えています。
事業を行う上で心掛けていることを教えてください
当社は「もっとイロトリドリに もっとつながる社会に貢献する」というパーパスを掲げています。
WEB活用を通じて、お客様がより広い社会とつながることを支援したいという思いが根底にあります。地域の小さな商店でも、WEBを活用することでこれまで届かなかった市場や世界中のお客様とつながることができます。
また、システムやDXの導入は、単なる効率化ではなく、社内のつながりを強め、生産性を高める重要な手段です。その結果、働くスタッフが、仕事だけでなく家族とも豊かにつながることができるような健全な働き方の実現にも、寄与すると考えています。
こうした想いのもと、私たちが提供する技術は専門的であるからこそ、お客様からの指示どおりに動くだけでは不十分だと考えています。お客様が気づいていない、しかし知っておくべき大切なことが数多く存在します。それらを見極め、必要な情報や選択肢を先回りして提示することも、私たちの役割だと考えています。
「お客様より、お客様のことを考える。」
この姿勢を大切にしながら、常にお客様に寄り添った事業運営を心掛けています。
今後の展望を教えてください
地域企業にとって、情報システムへの投資は今後ますます成長戦略の重要な要素になると考えています。吹田市の事業者様がさらに成功できるよう、データを活用した事業運営が行えるサービスを展開していきたいと思っています。
また、地域の皆様との交流も大切にしていきたいと考えています。地域の事業は地域の方々に育てていただき、そして事業者が地域に還元していくことで、持続可能な吹田の発展につながると感じています。
さらに、近年は生成AIの登場により社会が大きく変化しつつあります。人間が担っていた業務の一部をAIに任せることで、より人間らしい働き方や暮らし方が実現できるようになると考えています。当社としても、AIとどう向き合い、どのように活用していくかを模索しながら、これまで以上にお客様へ価値あるサービスを提供していきたいと思っています。



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