INTERVIEW会員インタビュー
会員インタビュー
株式会社ケンセイ

株式会社ケンセイ /
代表取締役 富永 明 氏
地域の縁を大切に、選ばれる唯一無二へ

貴社の歩みと富永代表のご経歴についてお聞かせください
株式会社ケンセイは、昭和49年の創業以来、吹田市南金田を拠点に地域の皆様の住まいを支えてきました。
現在は不動産仲介(売買・賃貸)を主軸に、物件購入に伴うリフォーム提案などを通じて、吹田で暮らす方や事業を営む方の「次の一歩」を支えるお手伝いをしております。
私自身の入社は平成7年です。新卒で入社した近隣の会社が倒産した際、ご縁のあった当社から声をかけられたのがきっかけでした。他社からもお誘いはありましたが、当社からの提示は決して華やかな条件ではありませんでした。しかし、その飾らないありのままの内容にこそ嘘がないと感じ、誠実さを確信して入社を決意したのです。現場で営業の実務を学び、平成20年に代表取締役に就任しました。以前は賃貸管理部門と同じ場所で業務を行っていましたが、現在は物理的にも場所を分け、それぞれが独立した会社として切磋琢磨しています。
特に重点的に取り組まれているエリアについて教えてください
営業エリアは吹田市内全域及び近隣市ですが、特に江坂駅、阪急豊津駅、阪急吹田駅、JR 南吹田駅の4つの
駅に囲まれたエリアを「重点地域」として定めています。この4 点を結ぶ「円の中」をできるだけ深掘りしていくのは、地域密着を掲げる以上、必要不可欠な事だと考え、できるだけ迅速かつ詳細な情報を提供することに努めています。また、以前のこのエリアは倉庫や事務所が多く、マンションなどの住居が比較的少ない地域でしたが、この20年程の間に賃貸や分譲マンションが増え続け、今では事業所と住居の数が逆転し、世帯数が毎年増加している地域となりました。そのため、個人、事業所を問わず、不動産を探される方も増加し続けており、そんな方々のニーズに対応すべく、日々営業活動を行なっています。
昨今の不動産市場の状況と、地域の実情をどのように捉えていますか?
現在は「仲介業の真価が問われる局面」です。不動産価格の高騰により、買い手の収入とのバランスが崩れか
かっている感が否めません。所得増が進み今の水準が保たれるか、あるいは所得に見合う価格へ再編されるの
か、先行きの判断は非常に困難です。こうした不透明な現状を包み隠さずお伝えし、お客様が納得して適正な判
断を下せる「適正な取引」を追求することが私たちの責務です。市場が不安定な時こそ、誠実な情報提供を通じ
て、お客様の信頼に応えていかなければならないと考えています。
経営において「絵ハガキ」を重視されている理由は?
大手企業が効率化を追求する中、地元の事業者が勝つには、あえて時代の流れに「逆行」する勇気が重要で
す。効率を最優先せず、直接的な接点を大切にするアナログ営業。その象徴が、毎月数千枚発送する風景画の
「絵ハガキ」です。
これは宣伝用のDMではなく、ご縁をいただいた方々への感謝の印です。不動産と無関係な風景なら、日常の邪魔をせずにお手元に置いていただける。数年ぶりにふと思い出してくださった際、「変わらず元気にやっているな」と安心して頼っていただける存在でありたい。そんな願いを込めて続けています。
青年部(吹田YEG)での活動は仕事にどう繋がっていますか?
私は平成27年度に第18代会長を務めさせていただきましたが、当時の青年部内では、青年部活動への集中力
を求めるがゆえ、青年部の会合などでの仕事の話を避ける風潮が残っていました。しかし、私は「経営者の集まりである以上、互いの課題を共有し、ビジネスとして助け合うのが健全な姿だ」と考え、仕事の話を前向きに推奨する方針を打ち出しました。
青年部の活動に一生懸命取り組み、その姿勢を仲間に認めてもらうことで初めて信頼が生まれます。実際、現在の仕事の多くも、青年部時代の仲間、地域や所属する団体の方々からの紹介によるものです。まず地域や所属する団体のために一生懸命汗をかく。そんな姿勢の積み重ねが、信頼を生み、結果としてビジネスの安定に繋がると信じています。
最後に、未来への展望をお聞かせください
不動産はサイクルの長い商品です。ほとんどの場合、頻繁に住居の住み替えや事業所の移転はしません。家族
構成や事業環境が変わったりするタイミングで次の不動産が必要になるものです。そんな「岐路」に立つ際、真っ先に声をかけていただける存在であり続けたい。まるで人同士の縁。そんな商品だと思っています。今後もそんなご縁を通じて、誰よりも信頼される「唯一無二」の存在を目指し、誠実に歩んでまいります。


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