INTERVIEW会員インタビュー
会員インタビュー
一級建築士事務所 城東住宅建設株式会社

一級建築士事務所 城東住宅建設株式会社 /
代表取締役 石橋 直樹 氏
『深呼吸したくなる家』を造ります。

事業内容をお教えください。
主な事業は住宅の新築、リフォームになります。毎年のように改正される建築関連法令や、日々進化していく
建築技術に対応すべく、お客様のご要望に合わせた建物以外にも、新たな知識や技術を取り入れ、実践するために戸建分譲事業にも取り組んでおります。また、企画発案の段階から、プランニング~設計~建築~引渡だけでなく、その後の保守点検・維持管理まで、1つの建物を通じて、長くお付き合いをさせていただいきたいと考えています。
最近の住宅では、従前に比べ、高気密化・高断熱化がすすみ、宅内の各部屋にエアコンや換気設備を設置せ
ずに、1つに纏める全館空調が主流になっています。高気密・高断熱・全館空調の組み合わせは、室内の温度
を一定に保つ等のメリットはありますが、設置費用も高額であり、空調機器が故障した場合は宅内の汚れた空気を外に排出できない等のデメリットがあります。私どもは、気密性や断熱性を維持しながら、自然の力を利用し、季節に応じて宅内の空気を循環させる住宅をご提案しています。みなさんそれぞれの人生の大半を過ごす「家」で、安心して生活できる環境、特に機械に頼らずに空気環境を整えることにこだわった家を創っています。
御社の成り立ち(創業のきっかけ)
弊社の始まりは、昭和35年、創業者である父が17歳の時に大阪の城東区にある工務店に大工として弟子入り
したところから始まります。大工として、本格的な邸宅から、狭小地に立つ住宅まで幅広く経験を積み、昭和56年、勤務していた工務店の業種替えに伴い、屋号を引き継ぐ形で独立・創業いたしました。
その後、平成9年に現代表である私、石橋直樹(長男)が、翌々年には、現専務である石橋嘉之(次男)がそれぞれ会社員を辞して入社しました。
入社した当時は、家業を継ぐという意識はなく、ただ、ぼんやりと開業資金を貯め、将来的には別の形態で独立しようと思っていましたが、出来上がった商品を売るというのではなく、お客様と家を建てる、またはリフォームを通じて、「カタチ」のないものから、新たな「カタチ」を創っていく魅力に取りつかれ現在に至ります。
住宅づくりのこだわりについてお聞かせください。
人は、この世に生を受けてから、多くの時間を「家」と共に生活します。
この「家」と共に過ごす「生活のカタチ」は、子どもたちの成長や独立、同居や相続等、時間と共に変化していきます。私どもは、「生活のカタチ」は変化しても、幸せを感じて生活する上で、変わることのない「家族と過ごす時間」は、最も大切で、最も貴重な要素であると考えています。
日本の家は昔から、自然の素材を使い、高温多湿な気候風土に合わせ、風通しの良い夏向きの家を建ててき
ました。また、私たちは、洗濯・炊事・お風呂・汗・呼吸等で、家族4人で、毎日約6リットルの水蒸気を出して生活しており、かつての風通しの良い家であれば、その水蒸気は自然に排出できていました。
しかしながら、シックハウス症候群等の問題により、化学物質を揮発する建材は減少しましたが、建材以外の多種多様な原因により、まだまだ室内には揮発している化学物質が残っています。この室内に残っている化学物質は、水に溶けやすい性質のため、室内の水蒸気に溶け込んだ状態で存在しており、様々なアレルギーの症状の
原因になっています。
昨今の高気密・高断熱住宅において全館空調設備が故障した場合、室内の汚染された空気(水蒸気)を外に廃
棄することができず、室内に充満することになり、カビやダニを呼ぶことになりかねません。
私どもは、家族と共に過ごす大切な時間を、より安心に、また有意義に過ごしていただける「環境」を創るために、「目」には見えない空気を重要視し、気密性や断熱性を確保しながら、快適な空気環境を創ることにこだわっています。かつての風通しの良い家を参考に、特殊な部品や壁体内に新たな空気層を設けることで自然の力を利用し、機械に頼ることなく、室内の空気を汚染した湿気と共に外に排出する建物(建物自体が呼吸する家=深呼吸したくなる家)を提案しています。
お仕事に対する想いについてお聞かせください。
―常に全力で対応すること。
私どもに相談いただく内容は、建物の大小や工事の規模・工事の難易度に関係なく、現段階または将来に予想
される課題を解消するためにお話しいただくものが多く、ご相談者の方や状況により、同じような工事にみえても、まったく同じものはありません。なので、かつての経験は参考にはなりますが、その時と同じ手法を用いても、課題の解消に結びつかないことがあります。どんなご相談に対しても、真摯に現場と向き合い、常に全力を向き合うことを至上としています。
―常に意識して練達を目指すこと。
日々積み重ねられる建築計画や工事に関する知識や技術を漫然と受け入れるのではなく、今後、起こりうる課題に対する解決方法の選択肢として、いかに活用できることを考えて意識しながら蓄積しています。過去の経験をベースに、多種多様な課題に対し、練達した建築の専門家として向き合っていきたいと考えています。
地域に根差した事業について取り組まれておられますが。どのような事業ですか。
すいたフェスタ、吹田産業フェアなど大きなイベントに携わっております。また、ガンバ大阪吹田後援会の一員として、パナソニックスタジアムでのイベントや、吹田市役所駐車場や総合運動公園でサッカーの試合の中継(パブリックビューイング)、またガンバ大阪OB選手とのサッカーイベント等、大人や小学生だけでなく、小さいお子さんが楽しめる機会をつくっています。
これから先も「吹田」が発展していくためには、吹田に住む子どもたちが自分の街を誇りに思い、将来、吹田に残っても、また吹田を離れても、地元での楽しかった思い出を共有し続けることが必要だと思います。
これからも、「わが街 吹田」が、人の集まる楽しい街になると信じて活動していきたいと考えています。





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