INTERVIEW会員インタビュー
会員インタビュー
Silsil art production

Silsil art production /
代表 長谷川 智香(silsil) 氏
アートを通じた企業ブランディングと地域課題の解決。 空間演出まで網羅するアートプロジェクト事業を行います。

事業内容について
「silsil art production」では、絵画制作を軸に、商業施設や企業に向けたビジュアル制作、壁画、空間演出、ライブペイントイベントなどを行っています。
近年は百貨店のシーズンビジュアルや館内装飾、サイネージ展開など、空間全体の世界観設計に関わる案件も
増えてきました。
単に作品を展示するだけではなく、「人が立ち止まる」「写真を撮りたくなる」「SNSで共有したくなる」空間づくりを意識しており、アートをコミュニケーションの入口として活用する提案を行っています。
また、「ビリケン」をテーマにした百貨店での展示企画では、様々な作家の選定や企画構成にも携わるなど、アーティストとしてだけではなく、企画・ディレクション面での活動も行っています。そのほか、百貨店における現代アート催事の立ち上げや運営など、作品展示だけではなく、アートを通じた集客や空間づくり、イベント企画なども含めた設計を行っています。
事業の成り立ちについて
もともとは個人作家として活動をスタートしました。ライブペイントや展示・壁画制作など、人前で描く活動を継続する中で、徐々に企業や商業施設からの依頼が増え、現在の事業形態へ発展していきました。
ライブペインティングでは、2016年の全国大会優勝をきっかけに国内外のメディアにも取り上げられるようになり、現在に至るまで継続して活動を続けています。また、約8年にわたりCMビジュアルなどにも起用いただいており、ライブペイントを単なるパフォーマンスではなく、空間や広告表現の一部として成立させる活動にも取り組んできました。現在は、アートを単独で見せるだけではなく、空間・イベント・SNS発信まで含めた総合的な表現として展開しています。
作品について
作品では、現代を生きる女性の存在や、変化し続ける社会との距離感をテーマに制作を行い、植物や色彩を重
ねながら人物を描くことが多く、「強さ」と「揺らぎ」が同時に存在するような空気感を意識しています。
また、ライブペイントでは、音楽や空間、人の流れによって作品が変化していくため、“描かれていく時間”そのものも作品の一部だと考えています。
近年は百貨店や公共空間など、普段アートに触れる機会の少ない方にも自然に届くような導線づくりを意識しながら活動しています。2026年には唐招提寺の伝統行事「うちわまき」にて宝扇作品を奉納させていただく機会もあり、文化や歴史とアートの接点についても改めて考えるきっかけとなりました。
今後の取り組み(海外展開)について
今後は、日本国内だけではなく、海外でのプロジェクトや企業連携にもさらに力を入れていきたいと考えています。
これまでにも、在サウジアラビア日本国大使館主催イベントでのライブペイントステージや、日本・サウジアラビア国交70周年認定イベントとして、工芸作家・喜結氏とともに現地法人「大川カフェ」にてコラボレーション企画を行い、オリジナル抹茶ドリンク発売や折り紙ワークショップなど、日本のアートや文化を体験できる取り組みを展開しました。
企業や地域が抱える課題に対して、アート表現を通じて新しい価値やコミュニケーションへ転換していくことも、自身の活動テーマのひとつです。
近年は韓国・台湾をはじめとした東アジア地域での展示や交流も継続して行っており、百貨店や公共空間で
培った経験を活かしながら、海外での活動領域もさらに広げています。
また、空間演出や壁画制作の経験を活かし、病院や医療施設など、人の心理や滞在体験が重要になる空間に
対しても、アートを活用した空間づくりやコミュニケーション設計へ展開していきたいと考えています。
<おしらせ>
〜6月30日 大丸京都店
館内全体を使用したシーズンビジュアル全館展開を実施
6月24日〜29日 大丸京都店
現代アート催事「funARTwonder」出展
INFORMATION
