ほっ！とスペース

江坂駅前に店舗を構える「ほっ！とスペース」。２０００年の開業以来「心と体のバランス」をテーマにお店の運営を行っております。代表の千家佑吏加さんはアーユルヴェーダ、中医学、ヨガ等を用い、オーダーメイドのメニューを提案、お客様に最適な心と体のケアを提供しています。また予防セラピー（健康寿命を延ばす）にも注力しており、セルフケアの大切さ、簡単に実行できるメソッド開発にも取り組んでいます。今回は、千家（せんけ）代表に現在のサービス内容と今後の展開について伺いました。

現在の店舗について

独立前は、心と体のバランスを保つための学びに海外留学も含めて１０数年費やし、その間、カイロプラクター、鍼灸師、エステシャン、ヨガインストラクター等、２０を超える資格を取得しました。

海外も含めてこの過程での学び、実践してきたことを通じて「心と体は私達が思っている以上に一体化している」ことを痛感しました。そして、それらの成果をお客様に提供するために２０００年に江坂に店舗を構え、現在に至っています。

どの様な特徴を持つお店ですか

大きく分けて２つの柱で店舗を運営しています。

１つ目は、リラクゼーションサロンとしての定型的なメニューをただ提供するのではなく、多くの資格を持っていますので、お客様一人ひとりに合ったケアをお客様と相談しながらご提供できるのが大きな特徴だと思っています。一例として、タイ古式マッサージは自然治癒力を引き出すマッサージで、健康を取り戻す安全な治療として世界中から注目されています。私もスタッフもThaiワットポー寺院・タイマッサージスクールでライセンスを取得しています。またストーンセラピー施術は、インド医学のアーユルヴェーダに基づいたカウンセリングで体質チェックを行い、その方にあったアロマオイルと天然ストーンを用いてリンパの流れを整え全身の疲れを取り除きます。この様なメニューが豊富にありますので、毎回コースをオーダーしていただき「お身体のケアだけでなく、心も癒すリラクゼーション」をご提供しています。

２つ目は健康寿命を延ばすための「４つのメソッドの提供」です。心と体を「善い状態」にするための「セルフケアの提供」と言えます。今回のコロナ禍では私共も度々の休業を余儀なくされました。結果、定期的にケアを行っていた方々に対する充分なフォローを行うことができなくなってしまいました。お客様も感染症対策による活動制限、運動不足を原因とする、体力低下、ストレスの増加を強く訴えておられました。フォロー策としてSNSで簡単ストレッチと呼吸法を毎日お伝えしました。本質的な解決策にはなりませんが「お家で実行して頂いた方々は筋肉の衰えが少なかった、睡眠の質が向上した」という喜びの声をいただきました。当たり前の結果と言えばそれまでですが、「セルフケア」の大切さを再認識しました。心と体を「善い状態」にするための「セルフケアの提供」は４つのメソッドから構成されています。「運動」、「脳」、「セルフ」、「フード」の ４つのセラピーがそれであり、この４つのメソッドが健康寿命を延ばすための大切な要因です。運動セラピーの内容は某国立病院が行っているメソッドと同じ運動なので安全で安心に行えますし、運動が苦手な方でも大丈夫です（私を含めた運動療法指導資格者が支援）。またセルフセラピーとして「季節の養生法」「月の満ち欠けのリズムと心と体」「呼吸法（マインドフルネス、カラーブリージング）」等によるセルフケアを指導させて頂きます。４つのメソッドを使い、心と体を「善い状態」にする「セルフケア」の学び・実践のお手伝いをさせて頂きます。

今後の展開について

１つ目の柱に関しては、コロナ禍以前の状態まで早く戻すため、これまでのお客様へのフォローを徹底していきます。お客様は戻りつつありますが、まだまだ定期的に通って頂くことが難しい状況です。年配のお客様も多いのでコロナの不安感を少しでも取り除けるよう気を配り続けております。好評を頂いていたセミナーや交流会も早期に再開したいです。

２つ目の柱に関しては、「４つのメソッド」提供後のアフターケアに留意していきます。具体的には「自由参加が出来る合同レッスン」、「ビフォーアフターの評価」、「受講された方達のコミュニティ作り（お互いの啓蒙等）」を進めていきたいと思っています。また、本事業は今年大阪府が実施している「新事業支援Vチャレンジ」に参加しており、支援を頂きながら進めております。大袈裟かもしれませんが、「心と体を善い状態にする努力」が健康寿命を延ばす副作用のない一番の薬だと思っています。「セルフケア」の知識を得た後は継続的に行うことで健康寿命を延ばすことができます。健康寿命は、誰かが与えてくれるものではなく、ご自身で正しい方法で行うことが必要です。そのお手伝いをさせていただければ幸いです。